2021/07/06 15:35


森林浴の語源は、1982年当時の林野庁長官が提唱したのが始まりです。
また、フィトンチッドは60年ほど前にソ連レニングラード大学のトーキン教授が作り出した合成語です。
本来フィトンチッドは揮発性物質のほんの一部でしかなく、本来私たちの体に良い物質は、ボラクタンスと言われています。
この抽出物質は木の種類によってその含有量は大きく変化するのです。


森も冬眠に入りました。春を待ち望んで今から森の恩恵で最も気になるフィトンチッドの効果を調べておきましょう。

 
まず初めに、雑草の成長をはばむ作用があり、根からフィトンチッドをだすものに、ヒマワリやクルミがあります。
葉や幹が雨に洗われてフィトンチッドが地面に流れだすものに、プラタナスクルミがあります。
フィトンチッドを含む実や葉が落ちるものに、ナナカマドがあります。
落ち葉や枯れた根、茎が微生物に分解される時フィトンチッドをだすものに、ウルシ、プラタナスがあります。
葉や花から気体として空気中にフィトンチッドをだすものに、ハッカ、ユーカリがあります。
殺虫や殺菌の効果があり、赤痢チフスなどの病原菌を殺すものに、トドマツ、モミ、マツ、ユーカリがあります。
カビを殺すものに、ドウダンツツジシクラメンがあります。
ドウダンツツジの秋の紅葉は特に綺麗ですよね。
また、イエバエを麻痺させるものに、サンショウがあります。
蚊などに殺虫効果があるものに、除虫菊があります。
 
如何でしょう、樹木の持つフィトンチッドの威力は、、、
まだまだ知り得ない樹木の力の再発見の旅に出てみましょう。

また、森林効果は、ガンなどにも効果あると思いますが、、、