2017/02/15 22:07
樹齢800年の巨木が京都迎賓館の門板にも使われる一方、ミニ盆栽でもその存在感のある優雅な枝ぶりが古今東西一番人気の樹種にあげられるケヤキ。
京都清水寺では、何百年も先の清水の舞台改修のため保有山林にケヤキの植林をしています。
古くから日本人に親しまれ重宝されている可愛いいケヤキの種から育てた苗木を紹介しましょう。
そんなケヤキの種は、その風貌の割にとっても小粒です。小さすぎるくらい小さいです。
本当に小さなケヤキの種は、スズメが乗れば折れそうな小枝に生えた葉が飛行道具になり風散布で母樹から離れたところへ運ばれていきます。
枝先のさらに枝先に種をつけ、台風など秋に吹く強風に乗って母樹から離れていくのです。
そんなケヤキの種を採取し冷蔵庫で保管し春まで寝かした種も春の目覚めを待ちます。
ところで、どこの世界にもせっかちなチビっ子はいるものです。
二月の低い温度設定の冷蔵庫の中で発芽しているせっかち者のケヤキくん。
盆栽仕立てで小さく育ててみると案外ケヤキの魅力にとりつかれてしまいます。
ケヤキの魅力は解放的なホウキ状の枝葉。
コンパクトなミニ盆栽の中にケヤキの枝葉の魅力を再現してみてください。
きっと育て甲斐があるケヤキに育ってくれるでしょう。
フクロウの杖では、母樹選びから厳選した実生苗木のお届けを心がけております。
春の訪れと共にお手元にケヤキの苗木を!