2016/03/09 13:36

ニレ科のケヤキは日本建築には欠かせない高級木材です。

古くから社寺建築にも使われてるように、真っ直ぐに伸び、ものすごい幅広の板が取れ、雨風や紫外線に強く、木目や光沢が抜群に綺麗な木材です。
清水の舞台から飛び降りるで有名な京都の清水寺では、舞台を支えるケヤキ材の枯渇を心配して、持ち山にケヤキの苗木を植林しています。
400年も先を見越した壮大な植林計画です。

また、最近菅官房長官が通年開放する計画だと発表された京都迎賓館の玄関の板にもケヤキは使われてます。
この玄関には、金属枠を使った4枚の板と内側の引き戸に漆枠の4枚が使われてます。
このケヤキは、京都と福井の三原産の樹齢700年の素晴らしいケヤキなんです。
原木から木挽の手によって厚み24センチの盤木になったものを、さらに16枚の薄板にしたものを使っております。


そんな何百年もかかって大木に成長するケヤキの実生苗に種は、実におチビちゃんです。



この種から小さな芽が出てきました!