2016/01/31 11:20


フローリングといってもいろんな種類があります。
それこそ、木材の種類ほどあるのですから選ぶのも大変です。

でもやっぱり合板じゃなくて無垢のフローリングを使ってほしいものです。

時代によって人気なフローリングも変わってきてるようですね。
古くから日本人に馴染みがあるのが縁側の廊下
もちろん和風建築ですから、使われる木もヒノキ、松、トガなどの無節ものが主流でした。
そのほかにも土間的なところに少し広めの無垢の板を使用して使っていましたね。

大河ドラマを見ても平安時代の頃は、板間に円座を利用して座っているのが伺えます。
バブル建築の頃でしょうか、節に対して異常なほど毛嫌いされていた時代もありました。

でも現在人気のあるのは節のあるカラマツのフローリングです。
カラマツは日本の固有種で、針葉樹の中で唯一の落葉樹です。
ヨーロッパやアメリカにも仲間がいて、外国の人たちはカラマツを上手に利用しています。


ヨーロッパの古い古城の扉や床板にも石とマッチした飴色になったカラマツが雰囲気をかもしだしています。

日本の森林がスギやヒノキに覆われていったのは、何と言っても日本建築に使いやすかったからです。
建築様式がすっかり様変わりしてしまった今、カラマツに人気があるのも頷けます。

どちらにしても国産材を使ってくれることで、日本の森林は再生します。