2016/01/01 17:57

これはブナの木の妖精
森の妖精の実生苗の発芽状態です。

20世紀後半まで木材を実用性でしか見れなかった時代には、ねじれや曲がりが多い木として粗末に扱われていたことが木材の歴史を紐解いてみるとわかってきます。銘木の主流からは離れていたブナの木ですが、北欧家具などにのお洒落なビーチ材として人気が出始め、木材加工技術も向上し、何より白神山地のブナの原生林の世界遺産登録が、ブナを森林の王者に仕立ててくれました。

森の動物たちの貴重な食料源としても重宝されるブナの実。
他のブナ科のドングリなどと比べても神秘さが漂う実です。

ブナの種は豊作年と凶作年に大きな差があります。
豊作の翌年が不作なのは、母樹の体力を養うためとも、、
豊作年の前の年の春先の最低気温が影響しているとも言われています。