2015/10/28 14:45

今では並木道でもよく見られるケヤキ。
家の大黒柱や玄関の式台、お座敷の床材に多く使われた銘木です。
巾1メートル以上の板を取れるのもケヤキが大木になるからでしょう。

ケヤキって相当な大木に
なるのに、実は小粒です。
他の落ち葉は一枚づつ落ちるのに、実のついた葉は小枝ごと落ちてくるのに特徴があります。
また、他の落ち葉より葉が小さく、枝もほんとうの小枝です。
ケヤキの葉っぱが色づきはじめる10月下旬から11月上旬の落葉が始まる頃に採取できます。

このケヤキという木は、社寺仏閣の建築には欠かせません。
かといって、すぐに大きくなるような木ではありません。
京都の清水寺では、清水の舞台修復のために、400年〜500年後の修復を見越して、今から持ち山にケヤキを植樹しているから時空を超えた凄さがあります。